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1輪からでも素敵なフラワーギフトに「フラワーショップNAVY」

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男性も女性も、花のある生活をもっと身近に

四条東洞院にある紺色の看板のフラワーショップは、店名も内装も看板と同じく「NAVY」でとてもシック。あまり馴染みのない花なども取り扱われています。なぜこの名前なのかの秘密やこれまでのエピソードなどを、代表の渡邉さんに伺いました。 

NAVY店舗

ネイビーカラーが花の色をよりいっそうキレイに見せる

――店名にされている通り、紺色の看板や内装がとてもシックな印象ですね。なぜ名前を「NAVY(ネイビー)」とされたんですか?

もちろん私自身、紺色が好きなこともあるのですが、花が映えるのではと思いました。紺色の花ってあまりないんですよ。なので店の壁の色は紺色にしています。また、紺色って制服などにも使われているから馴染みがあって飽きのこない色なんじゃないかと思って、お店の名前を「NAVY(ネイビー)」としました。 

NAVYショップカード

――なるほど。確かにお店は落ち着いた雰囲気なので、女性だけでなく男性も入りやすそうですね。 

そうなんですよ。店の雰囲気とオフィス街ということもあってか、男性のお客さまもご来店いただいています。花だけでなく苔玉や観葉植物も扱っているので、そういうものも購入していただいていますが、最近はご自宅用に花も購入されますよ。嬉しいですね。

いろんなフラワーショップでの勤務経験が活かされている

――渡邉さんが花を扱う仕事をするようになったきっかけは何ですか?

大学を卒業しOLをしていました。もともと父が花好きで、普段から花に囲まれた生活だったこともあり、花を扱う仕事をしたいと26歳で退職。自分でやってみたいと決めた仕事をしたかったんです。初めはアレンジメントを習っていましたが基本は実践で。店舗に立ち接客しながら習得していきました。出産と育児で仕事をお休みしていた時期を除いて、現在までずっと花の仕事をしています。NAVYを開店するまで、7店舗で働いた経験があります。主人の転勤で関東で暮らした時も花屋に勤めていましたので、場所も客層も様々でした。  

NAVYフラワーアレンジメント

――戸惑いませんでしたか?

むしろいい経験になったと思います。それぞれのお店で、求められるお花やギフトの内容が様々だったので、おかげでいろんなイメージが浮かぶようになりました。あまりにも忙しくて、お客さまと自分が思うようにコミュニケーションできない店での勤務経験もありますね。やっぱりお客さまとお話して、商品を仕上げたいと考えるようになりました。 

――その後開業されたんですね。 

はい。先ほど話したような接客をしたかったので、人の多すぎる場所でなく、少し大人なオフィス街である四条烏丸の周辺にこだわり探すことに。でも、この場所に決まるまではホント大変でした。不動産屋さんをのぞいたり、仕事の帰り道に自分で探したり。でも不動産会社の担当者が親身に相談に乗ってくれて、1年半かかりましたが、この場所で開店できることになりました。

NAVY店舗内01

お客さまとの会話から贈る方のイメージを膨らませて

――実は私、あまり花束を注文する機会がないので、注文に少し緊張します。

ノープランで大丈夫。花を買いたい、贈りたい気持ちだけでOKです。イメージを伺いながら作ります。プレゼントなど目的も重要ですが、贈られる方の雰囲気や好み、普段の服装を教えていただいたりすると、さらにヒントになってイメージが浮かびやすいです。そうやって作ったギフトを贈った方に喜んでもらえると、とても嬉しいですね。

NAVY渡邉さん作業中

――なるほど、お客さまとの会話の中から贈る方をイメージされるんですね。 

そうなんです。もちろん、予算や色などイメージが決まっていても要望にお応えします。花の種類を選んでいただいてももちろん構いません。作り手としては、できるだけ季節を感じていただけるものをお届けし、毎年その花の季節になると思い出していただけるようなギフトにしたいです。

――どんなお客さまが多いですか?

最近は自宅のお部屋に飾るために自分用に購入される方が増えましたね。それからリピートして買っていただくことも多いです。主役の花を1つ決められて、それに合うグリーンを私からご提案し、購入いただくということもありますよ。また、先程もお話しましたが、男性のお客さまも意外に来店していただいています。

――意外にも、ですね。 

購入される理由は様々なんですよ。自宅用だけでなく、彼女のための誕生日プレゼントや、奥さんとケンカしたので仲直りのためとか(笑)。プロポーズするために購入された方もいましたね。その後、ご結婚の報告にきてくださいました。花屋に入ることに気恥ずかしさを感じるような男性のお客さまでも、いろんなきっかけで花を贈ろうと思ってもらえることが嬉しいですね。「花を贈る」ことのハードルが下がるといいなと思っています。 

NAVY店舗内03

――最後に、お店のこれからを教えてください

2016年にオープンして5年目になり、最近は馴染みのお客さまも増えてきました。そういったお客さまにずっと来ていただけるように、また四条烏丸に来られた方にも気軽に来店していただけるような店にしていきたいです。また、花を贈った方が喜んでくれたので、次もまたNAVYで…と思っていただけたら、とても嬉しいですね。喜びや癒し、励ましなどお客さまのいろんな想いを花に託して、花の力を届けたいです。

NAVY店舗内

取材中には馴染みのお客さまが来られて、さらに和気あいあいとした雰囲気に。渡邉さんの明るくて楽しい人柄も、リピートしたくなる理由のひとつだなと感じました。お花1本でも素敵なギフトフラワーにできるとのことです。お花がもっと身近なものになりそうですね。  (文:上山/写真:山本)

NAVY渡邉幸子さん

フラワーショップ NAVY(ネイビー)
代表 渡邉 幸子さん

1968年京都生まれ。育ちも京都。OL経験の後、数々のフラワーショップ勤務を経験し、2016年3月「フラワーショップNAVY(ネイビー)」をオープン。趣味は「ビールを飲むこと」と「ラグビー観戦」 。

フラワーショップ NAVY(ネイビー)

京都市下京区東洞院綾小路下ル扇酒屋町286 ディアコート四条烏丸1階
Tel.075-371-7725
定休日 木曜日
営業時間 11:00~19:00
http://flower-navy.com

※掲載内容は取材時のものです。最新情報は念のため店舗公式の情報をご覧ください。